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小芝居劇場「ふたりのロッテ 2-10」

2012年07月21日 01:00

<ウルリーケ嬢でさえ、いくらか感づきます>

ウルリーケ嬢は、校長先生の前に立って、興奮のあまり、頬をエビのように赤くしています
「私、黙っていられませんわ!先生に打ち明けなければ!どうしたらいいんでしょう!」

ムテジウス先生は言います
「何で、そんなに切ない思いをしていらっしゃるの?ウルリーケさん」

ウルリーケ嬢は答えます
「あれは、絶対、星占い式のふたごではありません!」

ムテジウス先生は、微笑みながら尋ねます
「いったい誰が?イギリスの王様と仕立て屋さんですか?」

ウルリーケ嬢は、答えます
「いいえ!ルイーゼ・パルフィーとロッテ・ケルナーです!名簿を調べてみたら、ふたりとも、同じ日に、リンツで生まれています!これは偶然じゃありません!」

2012 7 13 027


校長先生は言います
「たぶん偶然じゃありますまい。私も同じことを考えているんです」

ウルリーケ嬢は口を開けて、はぁはぁ息をして尋ねます
「じゃ、先生はご存じですの?それで、どうしますの?」

ムテジウス先生は答えます
「どうもしません!黙っていらっしゃらないと、あなたの耳を切り取ってしまいますよ、ウルリーケさん!
子供たちは、まだ、何も感づいていないんです。ふたりはさっき、写真を撮ってもらいました。家に送るのでしょう。それで、謎が解けたら結構な事です!でも、あなたと私は、運命の役割を務める事は、つつしみましょう。では、炊事のおばあさんを呼んでください、どうぞ!」

ウルリーケ嬢は、あまり気の利いた顔をできずに、事務室を出ます

第3章につづく・・・
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