

それから、ドクトル・ヨハン・ベク先生は、町に下りて行きました
料理店「されこうべ」は町はずれにありました
禁煙先生はここで、ピアノを弾いていると言ったのです
入口には「音楽、ダンスあり、ぶどう酒は飲む義務なし」と書かれていました
正義先生は、店に入りました

店は上等な方ではなく、お客さんたちは、かなり厚かましい様子でした
男たちは帽子をかぶったまま、踊っていました

半時間ほどで、禁煙先生がベク先生のテーブルにやってきました
ボーイがビフテキと1杯のビールを運んできました

禁煙先生は、そう言って美味そうに食べました
そこで、ベク先生は言いました

禁煙先生は答えました
「僕は、僕の風変わりな客車の中で、すっかり満足している。
春には、また、花が咲く。大したお金はいらない。
君が僕の為に、空費した年月だと考える、この数年間ほど、僕は思索と読書の時間を豊かに持ったことはない。
あの当時、僕の味わった不幸は、あれとして意味があった。
僕は変わり者になったが、こうした変わり者も居なくちゃいけない。
この、騒々しい平凡な料理店で、僕はどこか、森の中にでも座っているような、不思議な孤独を感じるのだ」




禁煙先生は、また、調子はずれなピアノに向かわなければなりませんでした

つづく・・・
最新コメント